厚生労働省では、毎年、高年齢者雇用の重要性について、国民や企業などの理解促進と、高年齢者に意欲と能力がある限り働き続けられる職場づくりのアイデア普及を目的として「高年齢者雇用開発コンテスト」を開催しています。

 

 このコンテストの平成28年度の入賞企業が発表されました。

 厚生労働大臣表彰の最優秀賞は、きのこの製造販売をされている「株式会社 ハラキン」(茨木県鹿嶋市)が選ばれました。

 同社は、「健康寿命90歳へ 90歳まで現役で働ける企業を目指す」を経営理念に、高年齢者の雇用と活用を推進しておられます。応募資格を「60歳以上」に限定して積極的に新規採用を行った結果、60歳以上が全従業員の6割近くを占めており、短時間勤務制度のほか、希望する出勤日数に応じた多様な勤務形態も導入されているそうです。

 

 少子高齢化が進む日本において、従業員を確保することが重要な経営課題になっていますが、従来のように若い世代を募集することだけを考えていると、今後ますます従業員の募集が厳しくなってきます。そのためにも、高年齢者の活用も今後重要性を増していくのではないでしょうか。

 

 その他の入賞企業は下記をご覧ください。

 

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11703000-Shokugyouanteikyokukoureishougaikoyoutaisakubu-Koureishakoyoutaisakuka/0000136203.pdf