金銭的な報酬についての満足は、積極的な動機づけとしては十分ではない。金銭的な報酬が動機づけとなるのは、他の要因によって、働く人が責任をもつ用意が出来ているときだけである。

P.F.ドラッカー『現代の経営<下>』

金銭的報酬で動機づけをしようとする方法、例えば、歩合給など成果に応じた手当を支払う方法などは動機づけになるのでしょうか。

ドラッカー教授は十分ではないとしています。

他の方法で従業員がよい仕事をする気持ちになっている場合にのみ金銭的報酬は動機づけとしての機能を果たします。

目の前にニンジンをぶら下げるだけでは意味がありません。

真に動機づけの要因となるものが必要です。