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コラム

ドラッカー

外部の評価と未来の評価

われわれは市場におけるリーダーシップという企業の外部における評価、および製品の将来性という未来における評価について分析しなければ、製品について知ったことにはならない。

P.F.ドラッカー『創造する経営者』

企業は、規模、業態、製品、社風など様々な面で異なります。

しかし、ドラッカー教授は基本において共通の現実があるとし、次の様な「企業の現実についての仮説」を示してくれました。

  1. 成果と資源は企業の内部にはない。いずれも企業の外部にある。
  2. 成果は、問題の解決ではなく、機会の開拓によって得られる。
  3. 成果をあげるには、資源を問題にではなく、機会に投じなければならない。
  4. 成果は、単なる有能さではなく、市場におけるリーダーシップによってもたらされる。
  5. いかなるリーダーシップも、うつろいやすく短命である。
  6. 既存のものは古くなる。
  7. 既存のものは、資源を誤って配分されている。
  8. 成果のカギは集中である。

この中で、「市場におけるリーダーシップ」というのは、シェアのことを言っているわけではなく、顧客の支持を受けている状態を言います。

また、「既存のものは、資源を誤って配分されている。」というのはどのような意味でしょうか。

既存のものは過去の意思決定の結果です。その時点の状況で最適な資源配分を行ったとしても、周りの状況は変わります。「今」の状況に照らし合わせると、資源配分が必ずしも適切とはいえないということです。

これら8つの仮説をときどき自社に照らし合わせてください。

企業に共通する現実の仮説

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